すべての方に旅行を届けたい
ご入居者さま全ての方に旅行の機会をご提供したい、そのような思いで旅介(タビスケ)は生まれました。
ご入居者さまからのアンケートでは、76%の方が「行けるなら本当は旅行に行きたい」と思っている事実がありました。お身体の問題、機会の問題、費用の問題などのお悩みがあり、旅をあきらめている方々が多くいらっしゃいます。そのような方々の思いを実現したい、それをあたりまえにしていきたいと考えています。
また、どうしても外出が難しい方のために、施設内で旅行気分を味わって頂けるよう、オンラインやVR(バーチャルリアリティ)の最新技術を用いた、旅の体験をご提供しています。
ご入居者さまに、新しい体験やその土地の美味しいものをお届けすることで、旅の体験を味わって頂きたく思っています。
若者よ、今を生きろ
これまでには、日帰りの江ノ島ツアーや宿泊の川越ツアー、そして「ハワイがやってくる」と称し、VRを使ってのダイビング体験後にフラダンサーのショーを見て、パンケーキを食べる旅行イベントなどを実現してきました。
そのなかでも、非常に盛り上がったイベントのエピソードを一つご紹介します。神奈川県相模原市のアメリカンフットボール実業団チームと組んで、デイサービスに選手が訪問。アメフト体験などで交流をしてもらいました。
その後、交流した選手たちに向けて横断幕を作成し、実際に試合会場へ応援をしに行く、というたっぷり3か月間をかけたイベントを行いました。 その時、みなさんで作成した横断幕に書かれた応援メッセージがとても印象的で今でも心に残っています。 「若者よ、今を生きろ」です。 「がんばれ!」「負けるな」「ファイト!」のような言葉を想像していた自分の浅い考えを反省しました。今の時代を作ってきた大先輩方に感謝と尊敬の念を忘れてはいけないなと改めて思ったイベントになりました。
善光寺のオンラインツアー
オンラインツアーでは、その土地に詳しい案内人がナビゲートをしながら生中継で旅のご提供をいたします。長野県善光寺ツアーでは、たくさんのご入居者さまが、スクリーンに映る善光寺に向かって手を合わせる姿を目の当たりにしました。「昔に善光寺に行ったことがとても懐かしい」「参拝のときに、女房と自分の健康を祈ったよ」「映像がきれいで、とても楽しめたよ」「自粛生活で、悲しいニュースが多いなか、元気になった。こうしてまた善光寺詣でができるなんて、本当にありがとう」オンライン越しでの、旅のご提供ではありましたが、たくさんの皆さまへ旅の配信ができ、喜んでいただきました。
オンラインでも、まるでその土地に行ったかのような経験をしていただけたのです。
ご入居者さまに、新しい体験や旅の体験を通じて、毎日の生活が豊かになるように、充実した人生を過ごして頂けるように、そのような思いで旅介をご提供しています。