スタッフ紹介

園芸グリーンパートナー

山本 達 / Yamamoto Toru

グリーンある生活

ガーデンテラスでは、グリーン(植物)を大切にしています。その中でも特徴的なものが園芸セラピー。「植物の力を借りて暮らしを豊かにし、人を元気にする」活動です。セラピーの内容のひとつは、植物の魅力を体感し楽しめる、植物を使った作品の制作。作品作りでは研究を重ね、植物を使っていかに楽しく自由に個性を生かしたものづくりができるかを追求しています。クリスマスリース作り、正月のしめ縄飾り、押し花アートや草木染めなど、プログラムにオリジナリティを加え、季節を五感で楽しめるよう工夫を凝らしています。たたき染めで使うたで藍など、自分たちで育てられる植物を増やす活動にも力を入れています。

もうひとつは、玄関やテラス、花壇での庭づくりです。庭づくりで大切なのが、一年を通して様々な「花」が咲き、野菜が多く育ち収穫できること。一日中陽が当たり強風にさらされる屋上の庭もあれば、太陽がほとんど差し込まない庭もあり、環境にあった植物を選び抜くことが不可欠です。コカブや小松菜、シソや三つ葉、ショウガやミョウガ、サツマイモにブロッコリーなど、馴染み深い野菜を大切に育てています。

また、館内のいたるところに、季節の変化や自然を感じられるように、そしてグリーンに触れ心の安らぎを感じられるように、おもてなしのお花や観葉植物を配置しています。

園芸セラピーの特長

園芸セラピーは、植物の力を通して、心と体を健やかに保つ効果があります。実際のレクリエーションを通して、さまざまなお声を頂いています。まわりの方との会話が増え表情が明るくなった、園芸セラピーの時にいつも以上に積極的になる、季節の植物を見て昔の記憶を思い出し周囲にお話する、ご自身で育てた野菜を大切に思い収穫を心待ちにするなど、様々です。

このようにグリーンが、皆さんの毎日の暮らしを豊かにしていると私たちは確信しています。各施設に植物の担当者「グリーンパートナー」がおり、日々の植物の手入れや園芸セラピーの実践をいっしょに行っております。

植物の力で元気に

植物を通じて、ご入居者さまと絆を深める瞬間がいくつもあります。例えば、ロビーの造花アレンジを切り替える時。どの施設に行っても、ねぎらいの声をたくさんかけて頂き、季節の花や庭にまつわる昔話を聞かせていただきます。完成すると拍手をいただいたり、深くお辞儀をしていく方など、本当にうれしくやりがいを感じます。

他には、庭で作業をしている時。 ダイニングルームやデイサービスのお部屋から熱い視線が送られていることに気が付きます。笑顔で大きく手を振ると、皆さん笑顔で振り返していただきます。寄せ植えの植え替えが完成すると拍手がわいたり、指でグーのサインをいただくこともしばしば。疲れも一気に吹き飛び、幸せな気持ちになります。私自身も、植物を通してご入居者さまから日々、元気をもらっています。

去年の秋、相模大野で庭の手入れをしている途中、廊下でご夫婦に声をかけて頂きました。「私たち、山本さんに教えてもらって作ったものを全部、大事にお部屋に飾ってあるの。ぜひ見て欲しいわ」…部屋の中に入ると、カラーサンドに植えたアイビーや、ビオラの押し花アート、花とフルーツのハーバリウムなどがテーブルの上に大切に並べられていました。言いようのない感動に浸っていると、奥様が続けて 「作ったことがないものが多くて、いつも楽しみなのよ。また色々教えてね」と。ご主人も奥様の言葉に何度もうなずいていらっしゃいました。

年があけてしばらくして、春の造花をアレンジしに相模大野に行くとまず、ご主人が亡くなられたこと、そのことですっかり元気がなくなっている奥さまのことをスタッフから聞きました。少しして造花を活けているところに奥様が通りかかり、おっしゃいました。「まあきれい!春が来たのね。お花はいいわね!大好きなの。元気が出るわ。ありがとう!」 穏やかで優しい表情でにっこりと、うなづきながら、お辞儀をしてお部屋に戻っていかれたのが、たいへん印象に残っています。

人を元気にするグリーンの力を日々感じながら介護スタッフの皆さんといっしょに園芸セラピーを実践していきます。

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スタッフ一覧
施設長
鈴木 亮 Suzuki Ryo
施設長
森本 絵美 Morimoto Emi
園芸グリーンパートナー
山本 達 Yamamoto Toru
食のパートナー
菱沼 欣也 Hishinuma Kinya
旅のパートナー
栗原 茂行 Kurihara Shigeyuki
建物パートナー
堀江 陽子 Horie Yoko